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エリス:ギリシャ神話の不和の女神【元ネタ・強さ解説】

#ギリシャ神話 #女神 #不和 #争い #黄金の林檎 #トロイア戦争 #カオス #戦場 #復讐 #混沌
エリス / Eris
エリス

エリス

Eris
ギリシャ神話不和の女神 / 争いの女神
神格★★★★
大きさ黒い翼を持つ美女
権能争いの種を撒く、混沌、嫉妬の扇動、黄金の林檎
弱点ハルモニアー(調和)
主な登場
シンドバッド(アニメ)聖闘士星矢女神転生

たった一つの林檎で、世界大戦を引き起こした「不和」の女神エリス。彼女は武器を取って戦うのではなく、人々の心に潜む嫉妬や対抗心に火をつけることで、国々を滅ぼすほどの争いを生み出します。

エリスとはどのような神か?

エリスは争いと不和の女神で、夜の女神ニュクスの娘、あるいは軍神アレスの妹(または娘)とされます。戦場では常にアレスに付き従い、血なまぐさい争いを喜び、戦士たちの憎しみを煽ります。彼女は神々からも人間からも忌み嫌われますが、詩人ヘシオドスは、彼女には「破壊的な争い」だけでなく、人間に「良い競争心(あちらのエリス)」を与えて、仕事や芸術に励ませる側面もあると説いています。

神話での伝説とエピソード

黄金の林檎

英雄ペレウスと女神テティスの結婚式に、神々の中でただ一人招かれなかったエリスは激怒しました。彼女は腹いせに、「最も美しい女神へ」と書いた黄金の林檎を宴席に投げ込みました。これを巡ってヘラ(権力)、アテナ(知恵・戦勝)、アフロディーテ(美・愛)の三女神が激しく争い、最終的にトロイアの王子パリスによる審判を経て、トロイア戦争という大惨事に発展しました。たった一個の果物が、数多の英雄と一つの王国を滅ぼしたのです。

恐怖の眷属

彼女には、労苦(ポノス)、飢餓(リモス)、殺戮(フォノス)、忘却(レテ)といった、人間にとってありがたくない子供たちが多数います。

現代作品での登場・影響

ディスコルディア

ローマ神話では「ディスコルディア」と呼ばれます。1960年代以降、この女神を崇拝(あるいはパロディ化)する「ディスコーディアニズム」という宗教運動が生まれ、カオスマジックやネット文化における「混沌の象徴」としてカルト的な人気を博しました。

ドリームワークス『シンドバッド

アニメ映画ではメインヴィランとして登場し、星座を操ったり、流動的な動きで主人公を翻弄したりと、カオス的で魅力的な悪女として描かれました。

【考察】その強さと本質

争いの連鎖

些細な火種や嫉妬が、誰も止められない大火事になる。エリスの林檎は、人間の虚栄心と嫉妬がある限り、現代のSNSや国際情勢など、どこにでも転がっているのです。彼女は外部の敵ではなく、私たちの内部にある「不和の心」そのものと言えます。

まとめ

彼女の囁きに耳を貸してはいけません。その先にあるのは、終わりのない泥沼の争いだけなのですから。黄金の林檎を拾う前に、一度立ち止まって考えるべきです。