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アレス:戦場を狂気で染める血塗られた軍神【元ネタ・強さ解説】

#ギリシャ神話 #神族 #軍神 #戦争の神 #乱暴者 #アフロディーテ #不倫 #マルス #嫌われ者 #スパルタ #ワンダーウーマン #God of War
アレス / Ares
アレス

アレス

Ares
ギリシャ神話神族 / 軍神 / 破壊神
神格★★★★
大きさ傷だらけの狂戦士
権能闘争心の高揚・殺戮
弱点頭を使わない・痛みには弱い
主な登場
God of Warワンダーウーマン聖闘士星矢

同じ「戦いの神」でも、アテナが「知略と守護」を司るのに対し、アレスは戦場の狂乱、流血、破壊そのものを司る荒ぶる神です。その粗暴な性格から、父ゼウスを含め他の神々からは「人間の不幸の元凶」として嫌われていましたが、古代ギリシャ最強の軍事国家スパルタでは、国の守護神として唯一、篤く崇拝されました。

アレスとはどんな神か?

嫌われ者の軍神

ゼウスヘラという最高神夫婦の正当な息子でありながら、その性格は凶暴そのもの。戦場を駆け巡り、人間同士が殺し合う様を見て喜ぶという危険な神です。ローマ神話では「マルス」と呼ばれますが、ローマでは農耕神と習合して「国を守る立派な武神」として尊敬されており、ギリシャ神話のアレスとは扱いがかなり異なります。

実は負け戦が多い?

「軍神」の肩書きに反して、神話では意外と負けることが多いのが特徴です。アテナには知恵で翻弄されて大岩をぶつけられ気絶し、巨人の兄弟アロアダイには壺の中に13ヶ月も監禁され、英雄ヘラクレスにも手痛い反撃を受けて逃げ帰っています。単純な腕力はあるものの、頭を使わないためによく負ける、どこか憎めない「残念なイケメン」として描かれることもあります。

愛と美の女神との不倫騒動

アフロディーテとの密愛

アレスの数少ない戦果(?)といえるのが、美の女神アフロディーテとの恋愛です。彼女にはヘファイストスという夫がいましたが、アレスの男らしさに惹かれて密通していました。しかし、太陽神ヘリオスに密告され、ヘファイストスが作った「目に見えないほど細くて頑丈な網」をベッドに仕掛けられます。二人が逢瀬を楽しんでいる最中に網が作動して捕らえられ、全オリンポスの神々の前で裸のまま晒し物にされるという大恥をかきました。

恐怖と敗走の息子たち

彼の従者であり息子でもあるデイモス(敗走・狼狽)とフォボス(恐怖・パニック)は、戦場の心理状態を象徴しています。彼らは常にアレスと共に戦場に現れます。ちなみに、火星(マーズ=アレス)の二つの衛星の名前も、ここから取られています。

現代作品でのアレス

ワンダーウーマン

DCコミックスの実写映画において、メインヴィランとして登場。人間の心の弱さにつけ込み、闘争心を煽って世界大戦を引き起こした黒幕として、主人公ダイアナ(ワンダーウーマン)と対峙しました。ここでは圧倒的な力を持つ恐ろしい神として描かれています。

まとめ

アレスは、戦争が持つ「理屈抜きの暴力性」や「狂気」を具現化した存在です。平和な時代には忌み嫌われますが、人間が争いをやめない限り、彼の居場所がなくなることはないのかもしれません。