青い肌に4本の腕、海に浮かぶ巨大な蛇の上に寝そべる優雅な神。それが、世界の「維持」を司るヴィシュヌ神です。シヴァが破壊し、ブラフマーが創造する世界を、悪から守り続けるのが彼の役目。そのために彼は、10の姿に変身(アバターラ)して地上に現れます。
慈愛に満ちた最高神
4つの持物
4本の腕にはそれぞれ、チャクラム(円盤)、棍棒、法螺貝、蓮華を持っています。特に円盤**「スダルシャナ・チャクラ」**は、投げれば敵の首を瞬時に跳ね飛ばして戻ってくるという、シンプルかつ最強の武器です。
ガルーダに乗って
移動するときは、聖鳥ガルーダの背中に乗ります。この最強コンビが空を飛ぶとき、悪魔たちは震え上がって逃げ出すといいます。
10のアバターラ(化身)
ヒーローに変身!
世界が秩序(ダルマ)を失いかけた時、ヴィシュヌは様々な姿で地上に降臨します。
仏教との関係
ブッダも化身?
ヒンドゥー教の解釈では、仏教の開祖ブッダもまた、ヴィシュヌの9番目の化身とされています(ただし、悪魔を惑わすための化身という説もあり、解釈は複雑です)。
【考察】スーパーヒーローの原型
困った時のヴィシュヌ様
「平時は超越的な場所にいて、いざという時だけ現場(地上)に来て悪を倒す」というスタイルは、まさに現代のスーパーヒーローの原型。インドで彼が絶大な人気を誇るのも納得です。
まとめ
慈悲深く、強く、そして変幻自在。ヴィシュヌは、平和と正義を愛する全ての人々の味方なのです。