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クリシュナ:インド神話のアヴァターラ【元ネタ・神様解説】

#インド神話 #ヴィシュヌ #化身 #英雄 #愛 #哲学者 #アルジュナ #笛 #黒 #トリックスター
クリシュナ / Krishna
クリシュナ

クリシュナ

Krishna
インド神話神々 / アヴァターラ
神格★★★★★
大きさ人間大(ヴィシュヴァ・ルーパ時は宇宙大)
権能アヴァターラとしての全能、魅了
弱点かかと(唯一の弱点)
主な登場
マハーバーラタFate/Grand Order女神転生

ヴィシュヌ神の第8の化身であり、インド神話で最も人気のある英雄神。愛らしい牧童、怪力を振るう戦士、そして宇宙の真理を説く導師。その青黒い肌には、全宇宙が内包されています。

クリシュナとはどのような神か?

叙事詩『マハーバーラタ』の中心人物であり、ヴィシュヌ神の完全な化身とされます。幼少期は牧童として育ち、悪魔退治や牧女(ゴーピー)たちとの恋の遊戯を行いました。成長後は王子として活躍し、マハーバーラタの戦争では英雄アルジュナの御者(非戦闘員)として参戦。戦いを躊躇するアルジュナに「バガヴァッド・ギーター(神の歌)」を説き、行動することの意義(カルマ・ヨガ)を教えました。

神話でのエピソード

宇宙の開示

『ギーター』の中で、彼はアルジュナに自らの真の姿(ヴィシュヴァ・ルーパ)を見せました。それは無数の顔、目、腕を持ち、全ての神々、時間、生と死を飲み込む、畏怖すべき宇宙そのものでした。

愛の神

ラーダーとの恋物語など、彼の恋愛遊戯(リーラー)は、神と魂の神秘的な合一の象徴として、バクティ(信愛)信仰の対象となっています。

信仰と後世への影響

現代インド

クリシュナは今でも圧倒的な人気を誇り、彼の誕生日(ジャンマシュタミ)は盛大に祝われます。

ポップカルチャー

ゲームなどでは、チャクラムを持った賢者や、孔雀の羽をつけた少年の姿で描かれます。

【考察】その本質と象徴

善悪を超えて

彼は時に嘘をつき、騙し討ちを指示します。しかしそれは個人の欲望ではなく、ダルマ(法・正義)の維持のための神の意志なのです。

ジャガンナート

インド東部では「ジャガンナート(世界の主)」という形態でも信仰されています。巨大な眼と手足のない独特の姿をしており、山車を引く祭りで有名です。英語の「ジャガーノート(止まらない巨大な力)」の語源となりました。

まとめ

彼はただ微笑みながら笛を吹く。その音色は、戦場にあっても平穏を、死の中にあっても永遠を人々に伝えます。