エギルの兜(エギシヤルム。「恐怖の兜」の意)は、北欧神話の英雄シグルドの伝説に登場する強力な防具です。元々はドワーフの王家の宝でしたが、邪竜に変身したファフニールがこれを被り、近づく者全てを恐怖で追い払っていたことで知られます。
絶対的な恐怖
戦意喪失
この兜の能力は、防御力というよりも精神攻撃にあります。これを被った者を見た敵は、蛇に睨まれた蛙のように体がすくみ、戦う勇気を完全に失ってしまいます。ファフニールが最強の竜として君臨できたのは、毒の息だけでなく、この兜の威光のおかげでもありました。
ルーンの護符
魔法陣としての形
現代では、この「エギシヤルム」は物理的な兜としてだけでなく、**8本の放射状の線が広がるルーン文字のシンボル(魔法陣)**としても知られています。アイスランドの魔術書(ガルドラボーク)には、この紋章を額に描くことで敵を退け、勝利を得るおまじないが記されています。
まとめ
エギルの兜は、物理的な防御以上に「恐怖」こそが最大の武器であり防御であることを示す、心理戦を見据えたアーティファクトです。