北欧神話を代表する三兄弟、オーディン、ヴィリ、ヴェー。彼らの偉大な父親がボル(ボッル)です。始祖ブーリの息子として生まれ、巨人の娘を妻に迎えることで、神と巨人の対立と融合の歴史を始めた人物。マーベル映画などでも言及される、この古代の神について解説します。
神々の父としてのボル
本編以前の存在
ボル自身が戦ったり魔法を使ったりする神話はほとんど残っていません。彼の役割は、始祖ブーリと主神オーディンを繋ぐ「ミッシングリンク」としての系譜上の存在です。しかし、「ボルの息子たち」という呼び名は、オーディンたちを指す枕詞として頻繁に使われ、その名の威光が絶大だったことを示しています。
現代作品でのボル
映画「マイティ・ソー」など
神話では影が薄いボルですが、近年のエンタメ作品では「かつてダークエルフと戦った先代の王」として描かれるなど、オーディン以前に世界を治めていた偉大な王として脚色されることが増えています。
まとめ
ボルは、具体的なエピソードよりも「オーディンの父」という事実そのものが最大の功績であり、神話の歴史を支える重要な柱の一本です。