多くのファンタジー作品で「斬鉄剣」や最強の召喚獣として描かれるオーディン。しかし実際の神話では、知識のために自らの片目を捧げ、世界の終焉に怯える思慮深くも冷酷な「軍神」であることをご存知でしょうか?
オーディンとはどんな神か?
北欧神話の頂点に立つ全能の父
アース神族の長であり、**全知全能の父(オール・ファーザー)**と呼ばれる最高神です。戦争と死、そして詩と魔術を司る複雑な性格を持ち合わせています。
知恵の代償としての隻眼
彼は知恵の泉の水を飲む代償として、自らの片目を捧げました。そのため、多くの絵画や作品では眼帯をした老人の姿で描かれます。
神話を彩る最強の装備たち
必中の魔槍グングニル
決して的を外さない魔法の槍です。投げればまた手元に戻ってくるという、まさに神の武器に相応しい能力を持っています。
八本足の駿馬スレイプニル
空をも駆けることができる8本足の愛馬です。ロキが母馬となって産んだという衝撃的な出生の秘密があります。
ラグナロクとオーディンの最期
戦士たちを集める理由
彼は世界の終末「ラグナロク」が来ることを予見していました。その時に備え、戦死した勇者たちを自身の館ヴァルハラに集め、軍隊を組織していたのです。
巨狼フェンリルとの決戦
しかし運命は変えられませんでした。ラグナロクの最終決戦において、彼はロキの息子である巨狼フェンリルに飲み込まれ、その生涯を閉じます。
現代作品でのオーディン
FINAL FANTASYシリーズ
「斬鉄剣」で敵を一刀両断する召喚獣としておなじみです。多くの場合、スレイプニルに騎乗した騎士の姿で描かれます。
God of War ラグナロク
近年のゲームでは、知識に固執し、家族さえも道具として扱う冷徹な支配者として、新たな解釈で描かれることもあります。
まとめ
オーディンは、単なる力意の戦士ではなく、自らの破滅を知りながらも知恵と魔術でそれに抗おうとした、非常に人間臭い魅力を持った神なのです。