竜殺しの英雄シグルドが、倒した悪竜ファフニールの胸を切り裂き、その心臓を取り出すために使ったとされるのがリジルです。戦いの道具としてだけでなく、獲物を確実に仕留め、その力を我が物にするための「トドメの一振り」として知られています。
竜の心臓をえぐる剣
解体の儀式
シグルドは、養父レギンの指示でファフニールの心臓を炙って食べるように言われました(これによって鳥の言葉がわかるようになった)。この時、硬い竜の肉を切り裂き、心臓を取り出すという重要な外科手術を行ったのがリジルです。単なる武器以上の「鋭さ」が求められる場面で活躍しました。
フロッティとの対比
フロッティと同じくファフニールの財宝から見つかった剣ですが、リジルの方がより「実用的」あるいは「儀式的」な役割を果たした描写が目立ちます。
FF11での伝説
冒険者たちの憧れ
『ファイナルファンタジーXI』において、リジルは長きにわたり「最強の片手剣」として君臨しました。時々2-3回攻撃という驚異的な性能を持ち、入手難易度の高さも相まって、全戦士の垂涎の的となりました。このゲームの影響で、日本での知名度は異常に高いです。
グラブルなどでの扱い
『グランブルーファンタジー』などの現代ソシャゲでも、高難易度コンテンツの報酬や、強力なスキルを持つ武器として登場。やはり「連撃」や「急所攻撃」といった、手数の多さや鋭さをイメージした性能になることが多いです。
【考察】道具としての剣
戦闘と解体
リジルは、敵を倒すための剣であると同時に、狩猟した獲物を解体するためのツールでもあった可能性があります。バイキング文化において、獲物の血肉を処理することは生きるための重要な技術であり、そのための特別な刃物に名前がついているのは極めて自然なことです。
まとめ
竜の強靭な肉体すらバターのように切り裂く鋭利な刃。リジルは、英雄の血塗られた勝利の記憶を今に伝える、冷徹な名剣です。