インド神話の二大叙事詩の一つ『ラーマーヤナ』の主人公ラーマ。彼が愛用した弓として知られるのがコダンダです。ブラフマーの弓やシヴァの弓など数々の神弓が登場する物語の中でも、ラーマのアイデンティティとして定着している名弓です。
正義を成す弓
悪を滅ぼす力
コダンダという名は「竹の弓」を意味する一般的な語とも、サンスクリット語で「罰を与えるもの」に由来するとも言われます。ラーマは弓術の達人であり、この弓から放たれる矢は決して的を外さず、強固な岩をも貫き通したと謳われます。
一撃必殺
魔王討伐
クライマックスの魔王ラーヴァナとの戦いにおいて、ラーマはブラフマーの矢(ブラフマーストラ)をコダンダにつがえて放ち、不死身に近い魔王の心臓を貫いて葬り去りました。コダンダは、法(ダルマ)を守り、悪(アダルマ)を滅ぼす王の権威の象徴でもあります。
まとめ
ラーマの絵姿には必ずと言っていいほど描かれるコダンダは、揺るぎない正義と武勇のシンボルとして、インドの人々に愛され続けています。