円卓の騎士の中で唯一、聖杯に到達することを許された「穢れなき騎士」。最強の騎士ランスロットを父に持ちながら、父を超え、そして人間を超えて神の領域へと至った、あまりにも完璧な英雄ガラハッド。
ガラハッドとはどのような英雄か?
アーサー王伝説の聖杯探索において最も重要な役割を果たす騎士です。ランスロットとエレイン王女の息子。彼は「世界で最も優れた騎士」しか座れない「呪いの席(シージ・ペリル)」に座ることを許され、聖杯探索の旅に出ました。彼の魂は一切の罪や欲望に汚れていなかったため、最終的に聖杯の奇跡を目の当たりにし、そのまま魂を天に召されて昇天しました。
伝説でのエピソード
ランスロットとの対比
父ランスロットは武勇では最強でしたが、王妃グィネヴィアとの不倫の罪があったため、聖杯を見ることはできませんでした。ガラハッドは父の武勇を受け継ぎつつ、父が持てなかった「純潔」を持っており、ある意味で父の罪を清算するために生まれた存在とも言えます。
赤十字の盾
彼が持つ白地に赤い十字の盾は、アリマタヤのヨセフゆかりの聖遺物であり、彼だけが持つことを許された最強の守りです。
後世への影響と言及
マシュ・キリエライト
『Fate/Grand Order』では、ヒロインのマシュに力を貸している英霊として登場。高潔で融通の利かない性格として描かれます。
完璧すぎて不人気?
あまりにも欠点がなく人間味に欠けるため、物語のキャラクターとしては父ランスロットやトリスタンの方が人気があることも。しかし「理想」の具現化としての輝きは失われません。
【考察】その本質と象徴
地上を去る救世主
彼はキリストの騎士版とも言える存在です。聖杯(真理)に到達した者は、もはやこの不完全な地上に留まることはできないのです。
まとめ
彼は何も求めず、ただ在るべき場所に辿り着きました。その清らかな背中は、騎士道の終着点を示しています。