英雄には相応のライバルが必要です。シャルルマーニュ王の持つ聖剣ジョワユーズ(陽気)に対抗して、敵の総大将であるイスラムの王バリガンが名付けた剣、それが**プレシューズ(高貴)**です。『ロランの歌』のクライマックスで振るわれる、敵側の最強装備です。
王対王
合言葉としての剣名
バリガンは自軍の士気を高めるため、この剣の名前をそのまま軍の「鬨の声(ウォークライ)」にしました。彼が「プレシューズ!」と叫べば、大軍勢がそれに呼応して突撃するのです。これはシャルルマーニュ軍が「モンジョワ(ジョワユーズに由来)」と叫ぶのと完全に対比されています。
最終決戦
聖剣との激突
物語の最後、バリガンはシャルルマーニュと一騎打ちを行います。プレシューズとジョワユーズ、二つの王剣が火花を散らして激突します。プレシューズはシャルルマーニュの兜を割り、頭に傷を負わせるほどの威力を見せましたが、最後は神の加護を受けたシャルルマーニュの一撃に敗れました。
まとめ
プレシューズは、悪役の武器でありながら、主人公と対等な「高貴さ」と「威厳」を与えられた、稀有なライバル剣です。