猪突猛進の英雄ローランに対し、知略と冷静さを兼ね備えた親友オリヴィエ。彼が帯びていた剣「オートクレール」は、その名の通り「高く清らかな」輝きを持つ、騎士道の理想を体現した聖剣です。
オートクレールとはどんな剣か?
名前の意味
フランス語で「非常に(Haute)」+「明るい/清らかな(Clere)」を意味し、**「高潔」や「極めて明るい」**と解釈されます。黄金の柄にクリスタルが埋め込まれているとされることもあり、美しさと強さを兼ね備えた剣です。
持ち主オリヴィエ
シャルルマーニュ十二勇士の中でも、「知恵のオリヴィエ」として知られる名将の愛剣です。彼は猛将ローランの幼馴染であり親友、そして妹の婚約者でもありました。
デュランダルとの対決
互角の戦い
オリヴィエとローランが決闘を行った際、オートクレールはローランの聖剣デュランダルと激しく打ち合いました。しかし、どちらの剣も折れることも刃こぼれすることもなく、二人の実力も完全に互角だったため、決着がつかなかったと伝えられています。このエピソードは、二つの剣が同等の名剣であることを示しています。
現代作品でのオートクレール
Fate/Grand Order
アストルフォ(セイバー)が持つ剣として登場。奔放なアストルフォが使うことで、鞭のように形状変化するギミックが追加されていますが、本来はオリヴィエの真面目な剣です。
ファイアーエムブレムシリーズ
「オートクレール」という名の斧として登場することがあり、名前の響きの良さから多くのファンタジー作品で採用されています。
【考察】知将の剣
冷静さの象徴
破壊的な威力を持つデュランダルに対し、オートクレールは持ち主の理知的な性格を反映してか、守りや技量に優れた剣として描かれる傾向があります。情熱と冷静、この対比が物語を熱くするのです。
まとめ
派手な逸話は少ないものの、最強の聖剣と渡り合った実績を持つオートクレール。それは、力任せだけではない、高潔な騎士の精神を宿した名剣なのです。