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カーテナ:慈悲深き無先鋒の剣【元ネタ・神話解説】

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カーテナ / Curtana
カーテナ

カーテナ

Curtana
英国史 / 伝説聖剣 / 儀礼剣
所有者オジェ
攻撃力★★★★
属性慈悲
特殊能力王権の象徴、慈悲
主な登場
FINAL FANTASY XIVとある魔術の禁書目録Fate/Grand Order

エクスカリバーのような架空の聖剣とは異なり、実在し、今もイギリス王室に保管されている剣があります。それが「カーテナ(コルタナ)」です。戴冠式で使用されるこの剣は、奇妙なことに「切っ先」が折れています。なぜ王の剣が欠けているのか?そこには「慈悲」という高潔な精神が込められていました。

カーテナとは?

慈悲の剣 (Sword of Mercy)

カーテナは、英国王室の宝物「クラウン・ジュエル」の一つで、現在はロンドン塔に展示されています。最大の特徴は、切っ先(先端)が平らに欠けていることです。これは、王が敵に対しても情け(慈悲)をかける心を持つべきだという象徴であり、それゆえに「慈悲の剣」と呼ばれています。

エドワード懺悔王の剣?

伝説では、11世紀のアングロ・サクソン王、エドワード懺悔王(聖エドワード)の剣だったとされています。しかし、実際には12世紀以降に作られた儀礼用の剣である可能性が高いです。それでも、約1000年にわたり王の即位を見守ってきた歴史の重みは本物です。

トリスタンの剣という説

巨人モルオルトとの戦い

アーサー王伝説やトリスタン伝説において、英雄トリスタンが巨人モルオルトと戦った際、剣の一撃を巨人の頭蓋骨に食らわせました。その時、剣の切っ先が欠けて巨人の頭に残ったといいます。この欠けた剣こそがカーテナであるという伝承があり、騎士道物語と現実の歴史がリンクする面白いポイントです。

オジェ・ル・ダノワの剣として

また、シャルルマーニュ伝説の十二勇士の一人、オジェ・ル・ダノワの剣「コルタナ」と同一視されることもあります。この物語では、天使の声を聞いて敵へのトドメを刺すのを思いとどまった際に、剣先が砕けたと語られています。

現代作品でのカーテナ

アートマとコルタナ

「FINAL FANTASY XIV」などのゲームでは、ナイト(聖騎士)の最強武器の一つとして「コルタナ」の名で登場します。防御力や聖属性を持つ剣として扱われることが多く、攻撃的なエクスカリバーとは対照的な「守護の剣」としての地位を確立しています。

【考察】武器としての性能

突きができない剣

切っ先がないため、剣術の基本の一つである「突き(スラスト)」が使えません。実戦においては不利ですが、それは逆に「相手を殺さずに制圧する」というスキルの高さを要求される武器とも言えます。王の武器として、これほど相応しいものはないでしょう。

まとめ

あえて「欠ける」ことで「完全」となった名剣カーテナ。その四角い切っ先は、力よりも大切なものがこの世にあることを、無言のうちに語りかけています。