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クリームヒルト:ニーベルンゲンの歌の英雄【元ネタ・英雄解説】

#ドイツ伝承 #北欧神話 #復讐 #王妃 #ジークフリート #ハゲン #フン族 #結婚 #虐殺 #悪女
クリームヒルト / Kriemhild
クリームヒルト

クリームヒルト

Kriemhild
ニーベルンゲンの歌英雄 / 復讐者
英雄度★★★
特徴バルムンク
功績/能力策謀
弱点ジークフリート
主な登場
Fate/Grand Orderニーベルンゲンの歌グリム童話

可憐な深窓の令嬢は、夫を殺された時、希代の復讐鬼へと変貌しました。クリームヒルト。英雄ジークフリートの妻であり、彼の仇を討つためなら、兄弟も、国も、自分自身さえも滅ぼすことを厭わなかった、執念の女。

クリームヒルトとはどのような英雄か?

『ニーベルンゲンの歌』のヒロインであり、ブルグント族の王女(北欧神話のグズルーンに相当)。英雄ジークフリートと結婚し幸せに暮らしていましたが、ハゲンによって夫を暗殺され、財宝も奪われました。その後、フン族の王エッツェル(アッティラ)と再婚し、強大な軍事力を手に入れると、ハゲンと兄グンターたちをフン族の宮廷に招き、罠にかけて大虐殺を行いました。最後は自らの手でハゲンの首を撥ねましたが、その残虐さに激怒した騎士によって斬り殺されました。

伝説でのエピソード

グズルーンとの違い

北欧神話のグズルーンは、兄弟を愛し、夫アッティラに復讐する役回りですが、ドイツのクリームヒルトは、亡き夫ジークフリートを愛し、兄弟に復讐する役回りです。愛の対象が逆転しているのが興味深い点です。

悪魔の女?

物語の後半、彼女は「悪魔(ヴァーランダリン)」と呼ばれ、憎悪の化身として描かれます。かつての慈悲深い王女の面影はなく、復讐の炎だけが彼女を動かしていました。

後世への影響と言及

Fate/Grand Order

『FGO』では、ジークフリートへの愛憎入り混じるバーサーカーとして登場。夫に「ごめんなさい」と言わせるために聖杯戦争に参加するという、歪んだ愛を見せつけました。

映画『ニーベルンゲン』

フリッツ・ラングの無声映画など、映像作品でも彼女の劇的な復讐劇は繰り返し描かれています。

【考察】その本質と象徴

被害者が加害者に

最も無垢だった被害者が、最も残虐な加害者になる。戦争と復讐の虚しさを体現する存在です。彼女の愛が深かった分だけ、世界に流された血も多かったのです。

まとめ

愛は人を強くしますが、人を狂わせもします。彼女が流した涙は、いつしか赤い血の海となりました。