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ヘズ:北欧神話の盲目の神【元ネタ・強さ解説】

#北欧神話 #盲目 #バルドル #ロキ #ヤドリギ #悲劇 #冬 #闇 #殺人 #アース神族
ヘズ / Hodr
ヘズ

ヘズ

Hodr
北欧神話盲目の神 / 冬の神
神格★★★
大きさ目を閉じた静かな神
権能強靭な腕力(皮肉にも)、無意識の加害
弱点盲目、ロキの嘘
主な登場
ゴッド・オブ・ウォー魔探偵ロキ北欧神話解説

神話史上、最も悲劇的な加害者。盲目の神ヘズは、その目が見えないことを悪神ロキに利用され、最愛の兄バルドルを自らの手で殺してしまいました。無知と闇の象徴とされる彼は、許されることのない罪を背負ったスケープゴートです。

ヘズとはどのような神か?

ヘズ(ヘズル)はオーディンの息子で、バルドルの弟です。生まれつき盲目でしたが、身体能力や腕力は非常に高かったとされます。神々は、フリッグの誓いにより「バルドルにいかなる武器も石も傷つけない」という祝福がかけられているのを面白がり、バルドルに槍や石を投げつける遊びをしていました。しかし、目の見えないヘズだけは輪の外に立ち尽くし、寂しい思いをしていました。

神話での伝説とエピソード

ヤドリギの矢

そこにロキが近づき、「お前も兄さんの栄光を称えるべきだ、私が手を引いてやろう」と囁きました。ロキに手渡されたヤドリギ(ミストルティン)の枝を、言われるがままに投げたところ、ヤドリギだけは誓いの対象外であり、それがバルドルの胸を貫いて殺してしまいました。歓声は悲鳴に変わり、ヘズはその場で取り押さえられました。

復讐と再生

彼はその後、弁明の機会も与えられず、復讐のために生まれたヴァーリによって殺されました。しかしラグナロクの後、彼はバルドルと共に冥界から蘇り、過去を許し合って新しい世界を統治すると予言されています。

現代作品での登場・影響

闇と光

神話学的解釈では、バルドルが「光・夏」を象徴するのに対し、ヘズは「闇・冬」の象徴とされます。冬が夏を殺し、また夏が巡ってくる季節のサイクルの神話化です。彼の罪は、自然の摂理そのものでもあるのです。

【考察】その強さと本質

無知の罪

悪意がなくとも、無知であれば罪を犯してしまう。他人に唆されたとしても、実行したのは自分である。ヘズの物語は、知ることの重要性と、罪と許しのテーマを私たちに突きつけます。

まとめ

許された罪人。新しい世界で彼が開いた目には、もう二度と闇は映っていないでしょう。兄と並んで歩く未来こそが、彼の救済なのです。