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ハデス:恐れられし冥界の王【元ネタ・強さ解説】

#ギリシャ神話 #神族 #冥王 #死神 #地下世界の王 #ケルベロス #ペルセポネ #隠れ兜 #バイデント #ゼウスの兄 #ディズニー #ヘラクレス
ハデス / Hades
ハデス

ハデス

Hades
ギリシャ神話神族 / 冥王 / 富の神
神格★★★★★
大きさ漆黒の鎧を纏う長身
権能死者の支配・姿を消す
弱点妻ペルセポネには甘い
主な登場
ヘラクレス(Disney)HADES(Game)聖闘士星矢

光溢れる地上をゼウスが、広大な海をポセイドンが治めるなら、暗く深い地下の死者の国を治めるのが、長兄であるハデスです。その名は「目に見えぬ者」を意味し、被ると姿が消える魔法の兜(隠れ兜)を持っています。暗い、怖い、悪役といったイメージで語られがちですが、実は浮気三昧の弟ゼウスとは違い、職務に忠実で、一度愛した妻を大切にする愛妻家の一面も持つ、神話界屈指の苦労人なのです。

ハデスとはどんな神か?

地下の富める者

ローマ神話では「プルート(富める者)」と呼ばれます。これは、金や銀、宝石などの地下資源はすべて彼の所有物であるため、実は誰よりもお金持ちだからです。「プルトニウム」の語源でもあります。死の穢れを嫌ってオリンポスの神々とは距離を置いていますが、その実力はゼウスに匹敵すると言われます。

厳格な管理者

彼の仕事は、死者の魂を逃がさないことです。三つの頭を持つ番犬ケルベロスに冥界の門を守らせ、一度入った者は二度と出られないという死の掟を絶対のものとしています。しかし、亡き妻を取り戻しに来たオルフェウスの音楽に涙して特例で妻を返そうとするなど(結局ダメでしたが)、慈悲深い心も持っています。

春の女神誘拐事件

一目惚れして強引に

そんな堅物のハデスが一度だけ暴走したのが、デメテルの娘ペルセポネへの恋でした。彼は草原で花を摘んでいた彼女に一目惚れし、黒い馬車に乗って大地を割り、彼女を無理やり冥界へ連れ去って王妃にしてしまいました。やり方は強引でしたが、その後は彼女を丁重に扱い、浮気もしない(メンテーという妖精に少し揺れたくらい)という、意外な良き夫ぶりを見せました。

ザクロの実

ペルセポネは冥界にいる間、空腹に耐えかねてザクロの実を食べてしまいました。「冥界のものを食べた者は冥界に留まらねばならない」という掟により、彼女は1年の半分(または3分の1)を冥界で過ごさなければならなくなりました。これが、地上に四季(冬)が生まれた原因です。

まとめ

ハデスは、誰もが逃れられない「死」という理(ことわり)を静かに、しかし厳格に守り続ける孤独な王です。その厳しさの裏にある孤独と愛を知れば、彼がただの悪役ではないことがわかるはずです。