北欧神話で最も美しく、最も奔放な女神。彼女を手に入れるためなら巨人族も城壁建設を請け負うほどの美貌を持ちますが、その本質は死者の魂を選別する冷厳な戦いの女神でもあります。愛のためには手段を選ばず、強力な魔法(セイズ)を操る魔女としての側面も持つ、自立した最強の女神**フレイヤ**の華麗なる伝説を紹介します。
フレイヤとはどんな女神か?
ヴァン神族の出身
彼女はオーディンたちアース神族とは別の、自然と豊穣を司る「ヴァン神族」の出身で、かつての戦争の後の人質交換(平和条約)としてアースガルズに来ました。双子の兄フレイと共に非常に大切にされており、神々の中でもトップクラスの権力を持ちます。行方不明の夫オーズを探して世界中をさまよい、その時に流した涙が地面に落ちて「黄金」になり、海に落ちて「琥珀」になったというロマンチックな伝説もあります。
戦死者の半分をもらう権利
実はオーディンと対等な権利を持っており、戦場で死んだ勇者(エインヘリャル)の半分はオーディンのヴァルハラへ、残りの半分はフレイヤの館フォールクヴァングへと招かれます。彼女はヴァルキリーたちの筆頭としても描かれ、死と再生を司る偉大な女王なのです。
華麗なるアイテム
首飾りブリーシンガメン
小人(ドワーフ)が作った、世界で最も美しい首飾り。彼女はこの首飾りを見た瞬間、あまりの美しさに心を奪われました。ドワーフたちが対価として求めたのは「我々4人とそれぞれ一夜を共にすること」でした。彼女は迷うことなくそれを受け入れ、4日間彼らと過ごして首飾りを手に入れました。この奔放さが彼女の魅力であり、貞操観念よりも美と欲望を優先する、豊穣神らしいエピソードです。
猫の戦車と鷹の羽衣
彼女の戦車は2匹の巨大な猫が引いています。これは彼女の可愛らしさと気まぐれさを象徴しています。また、着ると空を飛べる「鷹の羽衣」を持っており、これはよくロキに貸し出されて、探索ミッションに役立っています。
現代作品でのフレイヤ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
作中最強のファミリアを率いる「美の神」として登場。魂の輝きが見える能力を持ち、主人公ベルの透明な魂に惹かれ、彼を手に入れるために手段を選ばず街全体を巻き込む、圧倒的なカリスマ悪女として描かれました。
まとめ
フレイヤは、愛への情熱と、戦いへの冷徹さ、そして欲しいものは自らの力と魅力で必ず手に入れる強さを併せ持つ、現代的で自立した最強の女神なのです。