サウロロフス(Saurolophus)は、頭の後ろに突き出た長い棒状のトサカが特徴のハドロサウルス類です。パラサウロロフスとは違い、トサカは中実(空洞ではない)です。特筆すべきは、北米とアジアのボ両方で化石が見つかっていることです。当時繋がっていたベーリング陸橋を渡った数少ない恐竜の一つです。
後ろに伸びるトサカ
トサカは鼻骨が伸びたもので、頭の後ろにスパイクのように突き出していました。これに皮膚の袋が繋がっており、それを膨らませて音を出したり、バルーンのように膨らませてディスプレイしたりした可能性があります。
大陸の旅人
北米の種(S. osborni)とモンゴルの種(S. angustirostris)が知られています。彼らは広大な距離を移動し、それぞれの土地で繁栄しました。アジアではタルボサウルスの、北米ではティラノサウルスの主食でした。
大型のカモノハシ竜
ハドロサウルス類の中でもかなり大型で、特にアジアの種は最大級の大きさになりました。二本足で立ち上がると相当な高さになり、高い木の葉も食べることができました。
まとめ
サウロロフスは、大陸を股にかけた渡り鳥ならぬ「渡り竜」です。そのトサカは、旅の安全を祈るアンテナのようだったかもしれません。