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ランフォリンクス:長い尾と鋭い牙を持つジュラ紀の翼竜【古生物図鑑】

#翼竜 #ジュラ紀後期 (約1億5000万年前)
ランフォリンクス / Rhamphorhynchus
ランフォリンクス

ランフォリンクス

Rhamphorhynchus
ジュラ紀 (欧州)翼竜
危険度★★
時代ジュラ紀後期 (約1億5000万年前)
大きさ翼開長約1.8メートル
特殊能力長い尾と舵
弱点地上歩行が苦手
主な登場

ランフォリンクス(Rhamphorhynchus)は、ジュラ紀後期のドイツ(ゾルンホーフェン)周辺の海辺に生息していた小型の翼竜です。プテラノドンなどの後の時代の翼竜(翼指竜類)とは異なり、原始的なグループ(嘴口竜類)に属し、長い尾と歯のあるくちばしを持っています。始祖鳥(アーケオプテリクス)と同じ地層から発見されることでも有名です。

尾の先の「ひし形」

ランフォリンクスの最大の特徴は、体長よりも長い尾と、その先端にある「ひし形(または木の葉型)」の舵(かじ)です。この尾は飛行中のバランスを保ち、空中で急旋回する際の方向舵として機能しました。彼らはこの尾を使って器用に空を飛び、水面スレスレを滑空することができました。

槍のような歯

口には前向きに突き出した鋭い針のような歯が並んでいました。これは魚を突き刺して捕まえるのに特化した構造です。実際に、喉の部分に魚の骨が残った化石や、大きな魚に捕食されかけたまま化石になった個体も見つかっています。彼らは現代のカモメやアジサシのように、海面近くを飛びながら魚やイカを捕らえていました。

夜行性?

目の強膜輪(眼球を支える骨)の構造から、ランフォリンクスは夜行性だった可能性が指摘されています。昼間は他の大型翼竜や捕食者を避けて休み、夜になると海へ出て狩りをしていたのかもしれません。成長段階ごとの化石も多数見つかっており、翼竜の成長過程を知る上でも貴重なモデル生物となっています。

まとめ

ランフォリンクスは、翼竜進化の前半戦を代表する存在です。その鋭い顔つきと長い尾のシルエットは、ジュラ紀の夜の海を象徴する光景だったことでしょう。