Folivora Dex

ヘイドルン:ヴァルハラの戦士たちに蜜酒を振る舞う山羊【北欧神話】

#北欧神話 #山羊 #ヴァルハラ #蜜酒 #ユグドラシル #聖獣 #動物 #癒やし #オーディン
ヘイドルン / Heidrun
ヘイドルン

ヘイドルン

Heidrun
北欧神話幻獣 / 聖獣
危険度-
大きさ一般的な山羊サイズ
特殊能力美味しい蜜酒を無限に出す
弱点特になし(戦闘能力はない)
主な登場
God of Warファイアーエムブレム ヒーローズ北欧神話原典

戦いに明け暮れる北欧神話の戦士たちにとって、最大の楽しみは夜の宴です。その宴で振る舞われる最高級の「蜜酒(ミード)」、実は一頭の山羊から絞られていることをご存知でしょうか?ヴァルハラのアイドル、ヘイドルンを紹介します。

ヘイドルンとは?

ヴァルハラの屋根に住む山羊

ヘイドルンは、オーディンの宮殿ヴァルハラの屋根の上に住んでいる雌山羊です。彼女はそこで、世界樹ユグドラシルの枝から生える「レーラズ」という樹の葉を食べて暮らしています。

無限の蜜酒

驚くべきは、彼女の乳房からはミルクではなく、極上の**蜜酒(ミード)**が溢れ出るということです。その量は凄まじく、大釜を満たし、ヴァルハラに集う無数の戦士(エインヘリャル)たち全員が飲み食いしても尽きることがないと言われています。

神話での役割

戦士たちの癒やし

昼間は殺し合いの演習を行い、夜は復活して宴会を開くエインヘリャルたち。死と再生を繰り返す彼らにとって、ヘイドルンの蜜酒は魂を癒やす唯一の娯楽であり、活力の源です。

牡鹿エイクスュルニルとの関係

ヘイドルンの隣には、同じくレーラズの葉を食べる牡鹿「エイクスュルニル」もいます。この鹿の角からは滴がたれ落ち、それがフヴェルゲルミルの泉に注ぎ込み、世界中の河川の源流になっているとされています。

現代作品でのヘイドルン

ゲーム作品での扱い

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』などのゲーム作品においては、キャラクターとして擬人化されたり、回復アイテムの元ネタとして登場することがあります。戦いに疲れたプレイヤーを癒やすマスコット的な存在と言えるでしょう。

【考察】なぜ山羊なのか?

豊穣の象徴

山羊は古代より豊穣や生命力の象徴とされてきました。トール神の戦車を引くのも山羊(タングリスニとタングニョースト)であり、北欧の人々にとって山羊は生活に密着した、恵みをもたらす重要な家畜だったことが窺えます。

まとめ

英雄たちが集う勇壮なヴァルハラで、黙々と葉を食べ、酒を振る舞い続けるヘイドルン。彼女こそが、北欧神話の「宴」を支える影の功労者なのです。