阿夜訶志古泥神は、淤母陀流神と共に現れた女神です。彼女の名前は「あやかしこ(あな恐れ多い)」という感嘆詞に由来し、夫神の(ひいては大地の)完璧な美しさに感動し、震える様子を表しています。
言葉になった感動
感情の神格化
物質的な形成(泥、砂、岩)が続いた神世七代において、初めて「感情」や「評価」といった精神的な動きが神格化された例です。世界を見て「美しい」と感じる心の誕生とも言えます。
「泥(ネ)」の意味
名前の最後にある「泥(ネ)」は、宇比地邇神の時と同じく土を表すとも、根源的なものを表すとも言われますが、ここでは「根(ネ)」として、感情が深く根付く様を表しているとも解釈できます。
対話の始まり
相互確認
淤母陀流神が「自分は美しい」と示し、阿夜訶志古泥神が「なんと美しい」と答える。この相互のやり取りは、イザナギ・イザナミの国生みにおける「会話(プロポーズ)」の前段階であり、コミュニケーションの成立を示唆しています。
まとめ
阿夜訶志古泥神は、世界に「感動」という彩りを与えた、感性豊かな女神様です。