宇比地邇神は、妹であり妻である須比智邇神と共に現れた、日本神話で最初の「夫婦神」のペアです。名前は「泥土」を意味し、まだ固まりきっていない若々しい大地を表しています。
泥土の神、宇比地邇神
最初の男神
神世七代において、初めて「男神」として明記されるのがこの宇比地邇神です。「ウヒジ」は「泥(ひじ)」に接頭語がついたもので、ドロドロとした土の状態を指します。
物質化する世界
それまでの神々が抽象的な概念や空間であったのに対し、宇比地邇神はより具体的な「物質」としての土や大地の始まりを象徴しています。
パートナー須比智邇神との関係
泥と砂
対となる女神、須比智邇神(スヒジニ)は「砂土」を表します。泥と砂が混ざり合い、大地が形成されていく様子を、この二柱の神が夫婦として現れることで表現しているのです。
まとめ
宇比地邇神は、私たちの足元にある大地が、かつては流動的な泥であったことを伝える、原初の記憶を持った神様です。