須比智邇神は、宇比地邇神と共に現れた神世七代の三代目、妹にあたる女神です。泥(夫)に対し、彼女は「砂」を司り、大地が固まっていくプロセスの一端を担っています。
須比智邇神とは?
砂土の女神
名前の「スヒジ」は「砂地」や「須(す=砂)泥」と解釈されます。水分を含んだ泥(宇比地邇神)に対し、水分が抜け始めた、あるいは粒子の粗い土の状態を表していると考えられています。
夫婦の始まり
彼女は日本神話において、最初に名前が挙げられる女神(イザナミ以前の夫婦神の妻)の一柱です。男女が協力して何か(ここでは大地)を成すという概念の始まりでもあります。
神話的意義
固まりゆく大地
泥と砂が混ざり合うことで、地盤はより強固になります。須比智邇神の存在は、世界がカオスから秩序ある形へと凝固していく段階を象徴しているのです。
まとめ
須比智邇神は、大地形成の初期段階において、欠かすことのできない「砂」という要素を神格化した、母なる大地の前身とも言える存在です。