私たちが暮らす日本の総氏神「お伊勢さん」。その正体は、弟の暴挙にスネて引きこもり、世界を闇に閉ざしてしまったこともある、意外と人間味あふれる太陽の女神様でした。
アマテラスとはどんな神か?
日本の最高神にして皇室の祖
イザナギの左目から生まれた三貴子の長姉であり、高天原(天界)を統べる主神です。天皇家の祖先神としても崇敬され、伊勢神宮の内宮に祀られています。
太陽そのものである神格
彼女の「天照」という名は、天を照らす太陽神であることを示しています。彼女が隠れると世界は闇に包まれ、災いが起こるとされました。
天岩戸隠れの大事件
弟スサノオの乱暴狼藉
弟のスサノオが高天原で田畑を荒らし、御殿に糞を撒き散らすなどの暴挙を働いたことに心を痛め、アマテラスは天岩戸(あまのいわと)という洞窟に引きこもってしまいます。
世界から光が消える
太陽神が隠れたことで世界は常闇となり、悪神が跋扈する危機的状況に。困り果てた八百万の神々は、宴会を開いて彼女の気を引く作戦に出ました。
三種の神器・八咫鏡
自分の姿に驚いて岩戸を開く
アメノウズメの踊りに神々が爆笑しているのを不審に思い、岩戸を少し開けたアマテラス。「あなたより尊い神がいる」と言われ、八咫鏡(やたのかがみ)に映った自分の光り輝く姿に見惚れた隙に、手力男神によって引きずり出されました。
鏡は御神体へ
この時の鏡は、後にニニギノミコトに「私だと思って祀りなさい」と授けられ、三種の神器の一つとして伊勢神宮に鎮座することになります。
現代作品でのアマテラス
ゲーム「大神」
白い狼の姿で描かれ、枯れ木に花を咲かせる筆調べの力で世界を救う主人公として、海外でも絶大な人気を誇ります。
漫画・アニメ
「ファイブスター物語」の天照帝など、超越的な存在として描かれることもあれば、引きこもり属性を強調したキャラクターとして登場することもあります。
まとめ
天照大御神は、尊い太陽神であると同時に、弟に悩まされ、岩戸に隠れてしまうような繊細な一面も持つ、日本神話ならではの親しみやすい神様なのです。