ヘラクレスといえば「棍棒とライオンの皮」という姿がお馴染みですが、あの毛皮はただの防寒具ではありません。鉄よりも硬く、神の武器ですら傷つけられない「絶対防御の鎧」なのです。最初の難業で得たこの戦利品は、その後の彼の冒険を支える最強の装備となりました。
第1の難業:ネメアの獅子退治
刃が通じない怪物
ネメアの谷に住む人喰いライオンは、不死身の肉体を持っていました。ヘラクレスが放った矢は弾かれ、剣は曲がり、棍棒で殴っても少し怯む程度でした。
絞め殺すという解決策
武器が通じないと悟ったヘラクレスは、洞窟に追い込んで素手で挑み、三日三晩首を絞め続けて窒息死させました。神話的な怪物に対し、あまりにも物理的で脳筋な解決法です。
まさかの加工方法
自分の爪で切る
ライオンを倒したものの、その皮はどんなナイフを使っても剥ぐことができませんでした。困り果てたヘラクレスに女神アテナが助言を授けます。「その怪物の爪を使え」。ヘラクレスは獅子の爪を使って皮を切り裂き、見事に鎧として加工したのです。
Fateシリーズでの扱い
『Fate/strange Fake』に登場するアルケイデス(ヘラクレス)は、この毛皮を宝具「天風の簒奪者(リインカーネーション・パンドーラ)」の一部として、あるいは防御宝具として使用し、ギルガメッシュのゲート・オブ・バビロンの猛攻すら無傷で耐え抜く性能を見せつけました。
まとめ
ネメアの獅子の毛皮は、「倒した敵の力を自分のものにする」という狩猟民族的な英雄像の究極形です。最強の矛を持つ英雄が、最強の盾(毛皮)を手に入れた時、伝説は完成したのです。