Folivora Dex

グレイプニル:怪物フェンリルを封じた魔法の紐【北欧神話】

#FF #Fate #アーティファクト #ドラクエ #ファンタジー #モンハン #伝承 #伝説の武器 #元ネタ #北欧神話 #古代 #女神転生 #宝具 #強さ #性能 #攻撃力 #歴史 #神話 #神造兵装 #闇属性 #魔法
グレイプニル / Gleipnir
グレイプニル

グレイプニル

Gleipnir
北欧神話神造兵装 / 拘束具
所有者フェンリル (拘束対象)
レア度★★★★★
属性封印
特殊能力絶対に切れない、魔法の素材
主な登場
ゴッド・オブ・ウォーヴァルキリープロファイル聖闘士星矢

最強の狼フェンリルを封印したのは、頑丈な鉄の鎖ではなく、リボンのように柔らかい一本の紐でした。グレイプニルは、物理法則を無視した魔法の拘束具です。オーディンからの依頼を受けた闇の妖精(ドワーフ)たちが作り上げたこの紐は、北欧神話における「柔よく剛を制す」の極致とも言えるアイテムです。一見すると無害な紐に見えるため、相手を油断させる罠としても機能しました。神々でさえ手に負えなかった怪物を抑え込んだ、究極の封印具の秘密に迫ります。

ありえない6つの材料

存在しないものの集大成

ドワーフたちは、この紐を作るために以下の「この世に存在しない6つのもの」を集めました。

  1. 猫の足音
  2. 女性の髭
  3. 山の根
  4. 熊の腱
  5. 魚の息
  6. 鳥の唾液 これらは本来存在しない、あるいはあり得ないものです。「存在しないもの」で作られているからこそ、「破壊する方法も存在しない」という論理的パラドックスによって最強の強度を得ているのです。魔法的な言葉遊びが現実の力を持つ、北欧神話らしいアイテムです。ちなみに、これらの材料を使われたため、もともとあったはずの「猫の足音」などが世界から消えてしまったとされています。

だから猫には足音がない

神話によると、この時に素材として使い果たしてしまったため、今の猫には足音がなく、女性には髭がないのだと説明されています。神話的な由来と、現実の観察を結びつけた、面白い起源説話です。日常の風景の中に神話の痕跡を見出すことができるエピソードです。

フェンリルへの挑戦

最後の賭け

フェンリルは鉄の鎖を次々と破壊しましたが、この柔らかい紐を見た時「魔法がかけられているのではないか」と疑いました。テュール神が腕を口に入れることを条件に拘束を受け入れ、フェンリルが力を込めれば込めるほど紐は硬く締まり、ついに封印に成功しました。結果としてテュールは腕を失いましたが、世界の平和は守られたのです。だまし討ちのような形での勝利は、北欧の神々の影の部分も表しています。

まとめ

力には力で対抗せず、知恵と魔法で制する。グレイプニルは、北欧神話のトリッキーな側面を象徴するアイテムです。不可能を可能にするのは、いつだって常識外れの発想なのかもしれません。