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伊勢都彦:アマテラス以前の伊勢の支配者【風の神】

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伊勢都彦 / Isetsuhiko
伊勢都彦

伊勢都彦

Isetsuhiko
伊勢国風土記神々 / 国津神
神格★★★
大きさ風を纏う貴公子
権能風を操る、波を起こす
弱点天津神の交渉
主な登場
伊勢国風土記信濃の伝承

伊勢といえば天照大御神(アマテラス)ですが、彼女が鎮座するよりずっと昔、この地を治めていた「風の神」がいたことをご存知でしょうか。国譲りの影で風に乗って去っていった貴公子、伊勢都彦の物語です。

国を譲って去った神

アマテラスとの交代劇

『伊勢国風土記』逸文によれば、神武天皇の時代、アメノヒワシという神がやってきて「お前の国を天孫に譲れ」と迫りました。イセツヒコはこれを受け入れ、「私は風に乗って去ろう」と言い残し、大風を起こして東の海へ飛び去ったといいます。

その正体は出雲の神?

タケミナカタとの関係

イセツヒコは「出雲建子命(イズモタケコ)」とも呼ばれ、出雲の神(スサノオやタケミナカタ)の息子であるという説があります。信濃(長野)には、イセツヒコが諏訪まで逃げてきたという伝承も残っており、諏訪大社のタケミナカタと同一視されることもあります。

神風の語源

風の神としての霊力

彼が去り際に起こした風は凄まじく、光り輝く波を立てたといいます。これが「伊勢の神風」という枕詞の由来の一つとも言われています(諸説あり)。今は龍神として祀られることもあり、伊勢の自然崇拝の古層を象徴する存在です。

まとめ

伊勢都彦は、歴史の表舞台から姿を消しましたが、伊勢に吹く風そのものとして、今もその名を轟かせています。