「屋根に覆われたトカゲ」ことステゴサウルス。背中に互い違いに並んだ骨の板は、何のためにあったのでしょうか?ジュラ紀の森をのっしのっしと歩いていた彼らの正体です。
ステゴサウルスとは?
奇妙な背中の板
背中には五角形のような骨の板が17枚ほど並んでいました。これは骨格とは直接つながっておらず、皮膚に埋まっていただけでした。
尻尾の武器「サゴミザー」
尻尾の先端にある4本の鋭いスパイクは強力な武器でした。実際に、捕食者アロサウルスの化石から、このスパイクによる傷跡が見つかっています。
脳みそはクルミサイズ
第二の脳説の真偽
体は巨大ですが、脳はわずか30g程度(クルミやゴルフボールほど/諸説あり)しかありませんでした。かつて腰の部分に「第二の脳」があると言われましたが、現在は神経の塊に過ぎなかったと考えられています。
板の機能
背中の板には血管が張り巡らされており、「体温調節(日光浴で温める、風で冷やす)」に使われたという説が有力です。また、興奮すると赤く変色して威嚇に使った可能性もあります。
時代を超えた人気者
ティラノサウルスとは会っていない
よくT-REXと戦わされますが、ステゴサウルスが生きたのはジュラ紀(約1億5000万年前)。T-REXの白亜紀とは8000万年ものズレがあり、人間とT-REXの時間差(約6600万年)よりも離れています。
【考察】なぜ絶滅したのか
剣竜の衰退
白亜紀に入ると、より頑丈な「鎧竜(アンキロサウルス類)」や「角竜」が台頭し、剣竜類は徐々に姿を消していきました。植物相の変化に適応できなかったのかもしれません。
まとめ
ユニークなシルエットを持つステゴサウルス。その小さな脳で、過酷なジュラ紀の世界を生き抜いた生命力は、知能だけが生存の条件ではないことを教えてくれます。