ルゴプス(Rugops)は、アフリカのサハラ砂漠(当時は豊かな水系)で発見されたアベルサウルス科の恐竜です。名前は「シワのある顔」を意味します。頭骨の表面に血管が通っていたと思われる多くの溝があり、顔が皮膚やケラチン質の装飾で覆われていた可能性があります。カルカロドントサウルスやスピノサウルスと同じ場所に生息していました。
スカベンジャー説
頭骨は比較的脆く、噛む力はそれほど強くなかったと考えられています。また、前足も非常に小さかったため、主に他の大型肉食恐竜が残した獲物や死肉を食べる「掃除屋(スカベンジャー)」としての役割を果たしていた可能性があります。
装飾的な顔
顔の「シワ(溝)」は、トサカや肉質のディスプレイを支えるためのものだったかもしれません。派手な顔で威嚇し、戦わずして獲物を横取りしていたのかもしれません。
小さな穴
頭骨に「窓」のような小さな穴が二列並んでいたのも特徴です。これもアベルサウルス科特有の形質ですが、ルゴプスは特に顕著でした。
まとめ
ルゴプスは、巨大捕食者ひしめくアフリカで、賢く生きる道を選んだ恐竜です。その「シワ顔」の下には、したたかな生存戦略が隠されていました。