プラテオサウルス(Plateosaurus)は、三畳紀後期のヨーロッパに生息していた大型の植物食恐竜です。後の時代に現れるブラキオサウルスなどの「竜脚類」の祖先にあたるグループ(古竜脚類)に属します。当時としては破格の巨体を誇り、長い首を使って高い木の葉を食べることができた、最初の「高木食」恐竜の一つです。
二足と四足の切り替え
太くて長い尾と強靭な後ろ足を持ち、普段は二本足で歩いていたと考えられています(かつては四足歩行説が主流でしたが、前足の構造から二足歩行説が有力になりました)。高い枝の葉を食べる際や、敵を威嚇する際には、体を直立させてさらに高さを稼ぐことができました。
親指の爪
前足の親指には、鋭く曲がった大きな爪がありました。これは植物を引き寄せるフックとして使われたほか、肉食恐竜に襲われた際の強力な武器にもなりました。一見おとなしそうな草食恐竜ですが、この爪の一撃は捕食者にとって脅威だったでしょう。
化石の宝庫
ドイツやスイスなどで、泥沼に足を取られて集団で死んだと思われる化石が大量に見つかっています。これにより、成長過程や個体差について詳しく研究されており、三畳紀の恐竜を知る上で最も重要な種の一つとなっています。
まとめ
プラテオサウルスは、恐竜が「巨大化」への道を歩み始めた最初のステップです。彼らの成功が、後の巨大竜脚類たちの繁栄の礎を築きました。