ドードー(Dodo)は、モーリシャス島にかつて生息していた、飛べない鳥です。ハトの仲間が進化したもので、天敵のいない孤島で独自の進化を遂げましたが、17世紀に人間によって発見されてから、わずか数十年で絶滅に追い込まれました。「絶滅動物」の代名詞として世界的に有名です。
あっけない幕切れ
1598年にオランダ人が島を訪れた際、ドードーは人間を恐れずに近づいてきました。警戒心のない彼らは簡単に捕まえられて食料にされ、さらに持ち込まれた豚やネズミ、サルが卵を食べてしまったことで激減しました。最後の目撃例は1681年とされ、あっという間に姿を消しました。
愛嬌のある姿
体重は20キログラム以上あり、ずんぐりした体に退化した小さな翼、大きなカギ状のクチバシを持っていました。動きは遅く、地上に巣を作っていました。古い絵画では太った姿で描かれていますが、野生の個体はもう少しスリムだったという説もあります。
ドードーの木
モーリシャスには「タンバラロク」という木があり、その種子はドードーの消化管を通らないと発芽しないと言われていました(共進化)。ドードーの絶滅後、この木も老木ばかりになり絶滅の危機に瀕したという話は有名ですが、現在では他の動物も媒介していた可能性が指摘されています。
まとめ
「Dead as a dodo(ドードーのように死に絶えて)」という言葉があるように、ドードーは人間活動による種絶滅の悲劇的なシンボルです。彼らの物語は、私たちに自然保護の重い責任を問い続けています。