発見された椎骨(背骨)ひとつだけで人の身長ほどもある...。アルゼンチノサウルスは、生物が到達できる大きさの限界に挑戦した恐竜です。その歩みは大地を揺るがし、通過した後には新たな地形が生まれるほどでした。彼らは白亜紀の南米大陸で、どのような生活を送っていたのでしょうか。
アルゼンチノサウルスとは?
史上最大の生物?
全身骨格は見つかっていませんが、見つかった骨の一部から推定すると、全長は35メートル、体重は最大100トン(アフリカゾウ15頭分)にも達したと考えられています。これは既知の陸上動物の中で最大級であり、物理的にこれ以上大きくなるのは不可能に近いと言われています。
成長の速さ
卵から孵った時は数キログラムしかありませんが、わずか数十年でこの大きさに成長しました。毎日驚くべき量の植物を食べていたことになります。杉の木のような巨木ですら、彼らにとってはただの「草」に過ぎなかったのかもしれません。
無敵の存在
襲う者なき王者
成体になれば、襲える肉食恐竜は皆無でした。当時、同じ地域には巨大肉食恐竜ギガノトサウルスが生息していましたが、彼らでさえ、健康な大人のアルゼンチノサウルスを倒すことは不可能だったでしょう。群れで老体や幼体を狙うのが精一杯だったと考えられます。
大地のエンジニア
その巨体は歩くだけで森林を破壊し、開けた場所を作った可能性があります。彼らの活動は生態系そのものを作り変えるほどの影響力を持っていたのです。
まとめ
まさに歩く山脈、アルゼンチノサウルス。生命の進化が到達した頂点のひとつとして、その巨大さは永遠に語り継がれるでしょう。