ネッシー(Nessie)は、イギリス・スコットランド北部のネス湖で目撃されているとされる、世界で最も有名な未確認生物(UMA)です。 長い首を持ち、背中にコブがあるその姿は、太古の恐竜「プレシオサウルス」の生き残りを思わせ、20世紀以降、世界中の冒険心とロマンをかき立ててきました。
ネス湖の怪物(Loch Ness Monster)
聖コルンバの伝説
最古の記録は西暦565年まで遡ります。聖人コルンバがネス川で怪物を追い払ったという記述が伝記に残っていますが、現代のブームに繋がるのは1933年の目撃証言からです。
外科医の写真
1934年に撮影された、湖面から長い首をもたげたシルエットの写真は「外科医の写真」として世界中に報道され、ネッシーの実在を決定づける証拠とされました(後にトリックであったと告白されましたが、ネッシー伝説の象徴であることに変わりはありません)。
正体は恐竜か?
プレシオサウルス説
最も人気のある説です。約6600万年前に絶滅したはずの首長竜が、地殻変動で海から隔離されたネス湖という環境で独自に生き延び、進化したというロマンあふれる仮説です。しかし、爬虫類が寒冷なネス湖で生存できるか、餌は足りるかなど、科学的な疑問点も多く指摘されています。
巨大ウナギ説
近年のDNA調査(環境DNA解析)の結果、ネス湖には大量のウナギのDNAが存在することが判明しました。これにより、巨大化したウナギが水面でうねっている姿がネッシーの正体ではないか、という説が有力視されています。
世界への影響
UMAブームの火付け役
ネッシーの存在は、イエティやツチノコなど、世界中の「未確認生物探し」ブームの原点となりました。「何かいるかもしれない」という可能性は、科学が進歩した現代においても人々を惹きつけてやみません。
観光資源として
ネス湖周辺には「ネス湖センター」や「ネッシーランド」があり、世界中から観光客が訪れます。ネッシーはスコットランドにとって、経済効果をもたらす大切なマスコットでもあります。
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【考察】なぜ見つからないのか
ピー・スープ(泥水)
ネス湖の水は泥炭(ピート)を多く含んでおり、水中は非常に視界が悪く、真っ暗です。この「ピー・スープ」と呼ばれる濁った水質が、ソナー調査や潜水艇による探索を阻み、怪物の隠れ蓑となっていると信じられています。
まとめ
たとえ科学的な否定証拠が出ようとも、湖面を見つめる人々が「もしかしたら」という夢を抱き続ける限り、ネッシーは永遠に生き続けるでしょう。