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アザトース:宇宙の中心で微睡む白痴の魔王【クトゥルフ神話・最強】

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アザトース / Azathoth
アザトース

アザトース

Azathoth
クトゥルフ神話外なる神 / 最高神
危険度★★★★★
大きさ宇宙の中心そのもの (計測不能)
特殊能力現実改変、存在の消滅
弱点忌まわしきフルートの音色
主な登場
クトゥルフ神話TRPG斬魔大聖デモンベインペルソナ5

宇宙の中心で、冒涜的なフルートの音色に合わせて蠢く不定形の肉塊。それがクトゥルフ神話における最高神アザトースです。「盲目にして白痴の魔王」と呼ばれるこの神は、私たちが住むこの宇宙そのものを「夢」として見ているに過ぎないと言われています。

アザトースとは何か?

盲目にして白痴の神

アザトースは、H.P.ラヴクラフトが創造したクトゥルフ神話体系において、すべての神々の頂点に位置する存在です。しかし、その性質は全知全能の神とは程遠く、知性や意志を持たないとされています。ただひたすらに、宇宙の中心である宮殿で、外なる神たちの従者に囲まれながら、狂気的なフルートの音色に合わせて身をよじらせているのです。

宇宙創造の主

一説によれば、この宇宙はアザトースが見ている「夢」に過ぎないとされています。つまり、アザトースが目覚めた瞬間、私たちの宇宙は消滅してしまうのです。この設定こそが、クトゥルフ神話における究極の虚無と恐怖を象徴しています。

従者たちと宮殿の狂騒

忌まわしき宮殿

アザトースが住まう場所は、通常の時空を超越した宇宙の中心、あるいは混沌の彼方にあるとされています。そこでは、ニャルラトホテプをはじめとする無形の従者たちが、主に子守唄を聞かせるように、絶え間なく太鼓を打ち鳴らし、フルートを吹き続けています。これは、主を目覚めさせないための必死の儀式なのです。

核の混沌

ラヴクラフトはアザトースを「沸騰する核の混沌」と表現しました。その姿は定まっておらず、常に変化し続ける巨大な肉塊やエネルギーの奔流として描かれます。見るだけで正気を失うほどの冒涜的な姿は、人間の理解を遥かに超えた存在であることを示しています。

現代作品でのアザトース

クトゥルフ神話TRPG

TRPGにおいては、遭遇すること自体が「即座の死」あるいは「完全なる発狂」を意味する、**歩く災害(あるいは災害そのもの)**として扱われます。基本的には倒すことは不可能で、いかにして遭遇を避けるか、あるいは目覚めさせないかが重要になります。

ゲーム・アニメへの影響

『斬魔大聖デモンベイン』などの作品では、強大な力を持つロボットの動力源や、最強の敵として描かれることがあります。また、『ペルソナ5』などのRPGでも、最強クラスのペルソナや悪魔として登場し、その圧倒的な力をプレイヤーに見せつけます。

【考察】なぜ「白痴」なのか?

意思なき絶対力

アザトースが「白痴」であるという設定は、宇宙そのものが意味や目的を持たず、ただ無機質で残酷な法則に従って動いているというラヴクラフトの宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)の思想を反映しています。神に慈悲も悪意もなく、ただそこに「在る」だけの破壊的な力。それこそが、人間にとって最も恐ろしいことなのかもしれません。

まとめ

アザトースは、神話おける「最強」の定義を根底から覆す存在です。意思も知性もなく、ただ眠り続ける宇宙の創造主。その微睡みが続くことを、私たちはただ祈るしかないのです。