「いあ!いあ!くとぅるふ!」狂気と名状しがたき恐怖の象徴、クトゥルフ。海底都市ルルイエで死せる眠りについているこの邪神は、目覚めれば世界を狂気で満たすと言われています。
クトゥルフの正体
異形の神
頭部はタコ、背中にはコウモリのような翼、体は巨人のような姿をしています。その体は不定形で、物理的な攻撃を加えてもすぐに再生してしまいます。
旧支配者
彼は太古の地球を支配していた「旧支配者(グレート・オールド・ワン)」の一柱です。現在は星辰の位置が悪いために海底都市ルルイエに封印されていますが、夢を通じて感受性の強い人間に干渉し、カルト教団を形成させています。
目覚めの日
ルルイエの浮上
星辰が正しい位置に戻った時、ルルイエは再び海上に姿を現し、クトゥルフは目覚めます。その時、人類は正気を保つことができず、文明は崩壊し、原始的な狂気と混沌が支配する世界になると予言されています。
汽船アラート号の遭遇
小説『クトゥルフの呼び声』では、船員たちが海上で浮上したルルイエとクトゥルフに遭遇します。船で突撃し、体を切り裂くことには成功しましたが、クトゥルフは即座に再生を始め、船員たちは逃げ延びるのが精一杯でした。
夢によるテレパシー
クトゥルフは死のような眠りについていますが、その精神は活動しており、感受性の強い人間(芸術家や狂人)にテレパシーで悪夢を見せ、狂気へと誘います。『クトゥルフの呼び声』では、世界中の芸術家たちが同時に悪夢にうなされる描写があります。
クトゥルフの眷属たち
クトゥルフに仕える者たちは「深きものども(ディープ・ワンズ)」と呼ばれ、半人半魚の姿をしています。彼らはインスマスなどの沿岸の町で人間と交配し、その影響力を広げています。また、「星の落とし子」と呼ばれる蛸のような姿をした種族もクトゥルフと共に地球に飛来し、ルルイエの建設に従事しました。
文化的影響
現代のホラー作品において、クトゥルフ神話の影響は計り知れません。スティーヴン・キングやギレルモ・デル・トロなど、多くのクリエイターがラヴクラフトの影響を公言しており、ゲーム、映画、アニメなど、様々なメディアで「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」の概念が取り入れられています。
ポップカルチャーへの影響
TRPGの代名詞
「クトゥルフ神話TRPG」として、テーブルトークRPGの世界で不動の人気を誇ります。「SAN値(正気度)」という概念はここから広まりました。
モチーフとしての普及
その独特な容姿は、多くのゲームやアニメでボスモンスターのデザインモチーフとして採用されています。
まとめ
クトゥルフは、その強力な能力やエピソードから、現代の多くの作品でも重要な役割を担っています。クトゥルフ神話を知る上で欠かせない存在と言えるでしょう。