西洋にオリハルコンがあるなら、日本には「ヒヒイロカネ(緋色金)」があります。古史古伝『竹内文書』に記されたこの幻の金属は、燃える炎のような赤色に輝き、決して錆びず、ダイヤモンドよりも硬いとされています。古代日本のテクノロジーが生み出したオーパーツ、その正体に迫ります。
太陽の金属
永遠の輝き
ヒヒイロカネの最大の特徴は、その名の通り「緋色(鮮やかな赤)」に輝き、その輝きが永遠に失われないことです。通常の鉄や銅はいずれ錆びて朽ち果てますが、ヒヒイロカネは万年経っても新品同様の輝きを保つと言われます。伝説によれば、皇室に伝わる「三種の神器」も、本来はこのヒヒイロカネで作られていたとされています(あるいは八咫鏡がそうだとも)。
超古代文明の遺産
竹内文書などの超古代史観(いわゆるトンデモ説を含む)では、神代の日本は世界を統べる高度な文明を持っており、天空浮船(あめノうきふね)などの乗り物もこの金属で作られていたと語られます。戦時中には、軍部がこの金属の実在を真剣に調査したという噂まであります。
【考察】正体は何か?
合金説
現実的な候補としては、いくつか説があります。
- 鉄とニッケルなどの合金: ステンレスに近いもの。
- 餅鉄(べいてつ): 東北地方で採れる高品質な磁鉄鉱。
- ウラン合金: 放射能による発光を「輝き」と表現したという説も(少し怖いですが)。 しかし、ファンタジー好きとしては、「未知の魔法金属」であってほしいと願わざるを得ません。
まとめ
ヒヒイロカネは、日本人の「モノづくりへの憧れ」と「失われた過去へのロマン」が結晶化した物質です。もし家の裏山で赤く光る石を見つけたら……それは歴史を覆す大発見かもしれません。