「王者の剣」や「最強装備」の素材として、RPGファンにはお馴染みのオリハルコン。しかし、この金属が単なるゲームの設定ではなく、古代ギリシャの哲学者プラトンが書き残した「アトランティス伝説」に登場する実在(?)の物質であることをご存知でしょうか。
炎のように輝く壁
プラトンの記述
プラトンの対話篇『クリティアス』によれば、かつて繁栄したアトランティス島では、いたる所でこの金属が採掘できました。彼らはポセイドンの神殿の壁や柱をオリハルコンで覆い尽くし、それは「火のように輝いていた」と記されています。当時は金に次ぐ価値がありましたが、大陸の水没と共に失われ、名前だけが残る伝説の金属となりました。
語源は「山の銅」
ギリシャ語で「オロス(山)」と「カルコス(銅)」を合わせた「オレイカルコス」が語源です。ここから「山銅(やまがね)」という和訳も生まれました。
【考察】正体は真鍮?
現代の見解
考古学的には、オリハルコンの正体は**真鍮(黄銅)**であったという説が有力です。銅と亜鉛の合金である真鍮は、磨けば黄金のように輝きます。当時としては貴重なハイテク合金だったのでしょう。しかし、ゲームやファンタジーの世界では、「ダイヤモンドより硬く、魔法を弾く究極の金属」としてアップグレードされ、勇者の相棒として定着しました。
まとめ
オリハルコンは、失われた高度文明への憧れの象徴です。海底のどこかに、今も赤く輝く神殿が眠っている……そう想像するだけで、冒険心がくすぐられませんか?