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藤堂平助:新選組の御落胤?魁先生と呼ばれた若き天才【油小路】

#日本史 #英雄 #新選組 #剣豪 #悲劇 #若者 #御落胤 #仲間
藤堂平助 / Todo Heisuke
藤堂平助

藤堂平助

Todo Heisuke
日本神話英雄 / 剣豪
英雄度★★★
特徴小柄な美少年 (人間大)
功績/能力北辰一刀流、戦場の先駆け
弱点思想的な迷い、情に脆い
主な登場
薄桜鬼新選組!

新選組の最古参幹部でありながら、まだ少年の面影(小柄で美形だったと伝わる)を残していた藤堂平助(とうどうへいすけ)。彼は常に戦いの先頭(魁・さきがけ)に立つことから「魁先生」と呼ばれ、池田屋事件でも汗でハチガネ(防具)がずれるほど奮戦しました。また、伊勢津藩主の「ご落胤(隠し子)」ではないかという噂が絶えず、その高貴な血筋と卓越した才能、そして仲間との決別を選ぶしかなかった苦悩が、彼の人生をドラマチックに彩っています。

試衛館からの仲間との決別

思想の違いと揺れる心

近藤勇土方歳三とは試衛館時代からの長い付き合いで、弟のように可愛がられていました。しかし、彼は次第に勤王思想に傾倒し、新しく入隊した伊東甲子太郎の影響を強く受けるようになります。最終的に彼は伊東と共に新選組を離脱して「御陵衛士(高台寺党)」を結成しました。これはかつての仲間を裏切る行為でしたが、平助自身は近藤たちを憎んだわけではなく、「国を想う気持ち」と「友情」の間で板挟みになり、深く苦悩していたと言われています。

油小路の変

「藤堂だけは助けたい」

慶応3年11月、伊東甲子太郎が新選組に暗殺された夜、遺体を引き取りに来た御陵衛士たちを新選組が待ち伏せしました(油小路の変)。乱戦の中、近藤勇は「平助だけは生かしておきたい。逃がしてやれ」と隊士たちに命じていたといいます。

永倉新八も、平助に「逃げろ」と目配せし、わざと道を空けようとしました。しかし、事情を知らない新入り隊士によって平助は背後から斬られ、あるいは奮戦の結果、力尽きて殺されてしまいました。享年24歳。若すぎる死でした。彼の死は、思想の違いが友情さえも引き裂いてしまう、幕末という時代の残酷さを最も象徴する出来事の一つです。

まとめ

時代が違えば、近藤や永倉たちと共に笑って過ごす未来もあったかもしれません。藤堂平助の短くも鮮烈な生涯は、新選組の青春の終わりのような儚さを感じさせます。