国之常立神の次に現れた豊雲野神は、その名の通り「豊かな雲」と「野原」を神格化した存在と考えられています。世界が形作られていく過程に深く関わる神です。
豊雲野神とは?
雲と野の神
「トヨ」は美称、「クモ」は雲、「ノ」は野を表すと解釈されます。天(雲)と地(野)の境界、あるいはその両方が豊かに形成されていく様を象徴しています。
最後の独神の一柱
『古事記』において、独神(男女の対ではない神)として現れる最後の神々のグループに属します(神世七代の二代)。これ以降、イザナギ・イザナミのような男女対の神々が現れるようになります。
神話での役割
形成される世界
具体的な神話エピソードはありませんが、国之常立神が「国土の土台」であるなら、豊雲野神はその上に広がる「環境(大気や地表)」を整えた存在と言えるでしょう。世界がより具体的で豊かな場所へと進化していく段階を示しています。
まとめ
豊雲野神は、私たちが目にする空や大地の原風景を作り出した、静かなる創造の神なのです。