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オオクニヌシ:因幡の白兎を助けた心優しき国造りの英雄神!

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オオクニヌシ / Okuninushi
オオクニヌシ

オオクニヌシ

Okuninushi
日本神話国津神 / 英雄神
神格★★★★★
大きさ人間大(優男)
権能国作り、医療、禁厭(まじない)、縁結び
弱点女性への優しさ(浮気性?)
主な登場
古事記日本書紀出雲国風土記モンスターストライク

出雲大社の祭神として知られるオオクニヌシ(大国主神)。彼は「大黒様(だいこくさま)」としても親しまれ、大きな袋を肩にかけ、優しい笑顔を浮かべた姿で描かれることが多い神様です。スサノオの子孫(または子)であり、葦原中国(あしはらのなかつくに=地上の世界)の国作りを完成させた偉大な支配者です。

彼には多くの別名があり、大穴牟遅神(オオナムチ)、葦原色許男神(アシハラシコオ)、八千矛神(ヤチホコ)など、その活動範囲の広さと多面的な性格を表しています。

オオクニヌシの物語は冒険と試練、そしてロマンスに満ちています。有名な「因幡の白兎」での慈悲深い行動、兄弟神(八十神)からの迫害と二度の死、スサノオのいる根の国での過酷な試練、そして最後にスサノオの娘スセリビメと結ばれて国作りを成し遂げるまでのサクセスストーリーは、古代の英雄譚の傑作です。

また、彼は多くの女神と結婚し、たくさんの子供をもうけた「モテる神様」でもあり、それが今日の「縁結びの神」としての信仰に繋がっています。最終的に、高天原からの使者に国を譲る「国譲り」の神話において、彼は平和的に権限を委譲し、幽界(目に見えない世界)を司る神となりました。

因幡の白兎と兄弟神の迫害

オオクニヌシの物語は、兄弟である八十神(やそがみ)たちの荷物持ちとして、因幡の国へ向かうところから始まります。八十神たちは美しいヤガミヒメに求婚しに行く途中でした。

気多の海辺で、皮を剥がれて泣いている白兎に出会います。先に行った八十神たちは「海水を浴びて風に当たれ」と意地悪な嘘を教え、兎を余計に苦しめていました。しかし、最後に通りかかったオオクニヌシは、「真水で体を洗い、蒲(がま)の花粉の上に寝転がりなさい」と正しい治療法を教えました。

回復した兎は「ヤガミヒメは意地悪な八十神ではなく、あなたを選ぶでしょう」と予言します。その予言通り、ヤガミヒメはオオクニヌシを夫に選びました。これに嫉妬した八十神たちは、オオクニヌシを殺そうと画策します。焼けた岩を受け止めさせたり、木に挟んだりして彼を二度も殺しましたが、その度に母神の尽力や神々の助けで生き返りました。

根の国での試練とスサノオの娘

命を狙われ続けるオオクニヌシは、逃げ込んだ先でスサノオの住む「根の堅州国(ねのかたすくに)」へ向かうよう助言されます。そこで彼はスサノオの娘、スセリビメと出会い、恋に落ちます。

しかし、スサノオは彼に数々の試練を与えました。蛇のいる部屋やムカデと蜂のいる部屋に寝かせたり、広い野原に矢を放って取りに行かせた後に火を放ったりしました。オオクニヌシはスセリビメの助けや、野ネズミの導きによってこれらを見事に切り抜けます。

最後はスサノオが寝ている隙に、彼の髪を柱に結びつけ、宝物である生太刀(いくたち)、生弓矢(いくゆみや)、天の詔琴(あめののりごと)を奪い、スセリビメを背負って逃走しました。スサノオは追いつくのを諦め、「その太刀と弓矢で八十神を倒し、大国主となって国を作れ!」と力強いエールを送りました。

国作りと国譲り

地上に戻ったオオクニヌシは、スサノオの言葉通り兄弟たちを平定し、国作りに着手しました。常世の国から来た小さな神、少名毘古那神(スクナビコナ)と協力して、農業や医療、禁厭(まじない)の方法を定め、人々の暮らしを豊かにしました。

国が繁栄を極めた頃、高天原のアマテラスは「地上の国は我が子が治めるべきだ」と宣言し、次々と使者を送ってきます(国譲りの交渉)。最終的に最強の武神、建御雷神タケミカヅチ)が派遣され、力比べ(相撲の起源)でオオクニヌシの息子たち(タケミナカタなど)が敗れると、オオクニヌシは潔く国を譲ることを決意しました。

その代償として、彼は「私の住処として、天の御子が住むのと同じくらい立派な宮殿を建ててほしい」と条件を出しました。これが現在の出雲大社の起源です。彼は目に見える現実世界の統治権を天孫に譲り、自らは目に見えない神事や魂の世界(幽界)を治めることとなったのです。

オオクニヌシをご祭神とする神社

オオクニヌシは縁結び、商売繁盛、夫婦和合、病気平癒の神として絶大な人気を誇ります。

主要な神社:

  • 出雲大社(島根県出雲市): オオクニヌシを祀る総本社。縁結びの最強スポットとして全国から参拝者が訪れます。二礼四拍手一礼の作法が独特です。
  • 大神神社(奈良県桜井市): オオクニヌシの和魂(にぎみたま)である大物主大神を祀ります。三輪山をご神体とする日本最古の神社の一つです。
  • 気多大社(石川県羽咋市): オオクニヌシ(大己貴命)を祀り、縁結びのみならず「気が多く集まる」パワースポットとして知られます。
  • 神田明神(東京都千代田区): 「だいこく様」として祀られ、東京の守り神、商売繁盛の神として崇敬されています。

オオクニヌシの物語は、優しさと強さ、そして譲る心の尊さを教えてくれます。彼は今も出雲の地から、人々の良き縁を見守り続けているのです。

まとめ

試練を乗り越えて王者となり、最後は平和のために国を譲ったオオクニヌシ。その波乱に満ちた生涯は、日本人の精神性に深く響くものがあります。因幡の白兎や国譲りの神話に触れながら、出雲大社で良縁を祈願すれば、そのご利益もより深く感じられるかもしれません。