**金山毘売神(カナヤマヒメ)**は、金山毘古神(カナヤマヒコ)と対になって生まれた、金属と鉱山の女神です。
男神のカナヤマヒコが、剣や農具といった「剛」の金属を象徴するのに対し、カナヤマヒメは鏡や宝飾品といった「美」や「祭祀」に関わる金属の側面を司るとも考えられています。特に、女性の美を映し出す「鏡」を作る神として信仰されることもあります。
共に生まれた双神
嘔吐物からの化生
カナヤマヒコと同じく、イザナミの嘔吐物から生まれました。これは陰陽のペアとして金属の性質(硬さと加工しやすさ、あるいは武器と宝器)を補完し合う関係にあることを示しています。 南宮大社では、カナヤマヒコとともに並んで祀られており、夫婦神として金属業界全体の繁栄を見守っています。
ご利益
金運と美容
金属はお金(貨幣)に通じるため、金運の神としてのご利益は絶大です。また、鏡を司ることから、美容や技芸上達を願う人々からも信仰されています。
まとめ
金山毘売神は、無機質な金属に命と美しさを吹き込む女神です。私たちの身の回りにある輝く金属製品には、彼女の息吹が宿っているのかもしれません。