大直毘神(オオナオビ)と共に現れ、災厄を修正する神直毘神(カミナオビ)。オオナオビが「大きな修正力」を表すのに対し、カミナオビはより「神聖な、精神的なレベルでの修正」を司ると考えられています。神事の最後に行われる宴会「直会(なおらい)」の語源とも関係があり、非日常の緊張から日常の平穏へと、心を「直」してくれる神様です。
災いの後の静寂
役割分担
禍津日神(マガツヒ)によって生じた混乱を、オオナオビがダイナミックに修復し、カミナオビが細部を整え、完全に清らかな状態へ仕上げる。そんな役割分担がイメージされます。二柱で一つの「直毘(ナオビ)」の働きを成します。
直会(なおらい)
神様を降ろす儀式は、人間にとって大きな緊張を伴うものです。儀式が終わった後、神様に捧げたお酒や食事を人間も一緒に食べることで、その緊張を解き、神の力を体内に取り込みつつ、日常の状態へ戻っていく儀礼を「直会」と言います。カミナオビは、この「神聖な状態から、平和な日常へ着地させる」プロセスを見守っています。
現代における意義
ストレスや緊張で凝り固まった心をほぐし、本来の自分(神性)を取り戻させてくれる神様です。リラックスや癒やしを求める時、カミナオビの静かな「直し」の力が助けになるでしょう。
まとめ
歪みを正し、あるべき姿へ。神直毘神は、世界のバランスを微調整し続ける、静かなる守護者なのです。