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天太玉命:占いの祖神にして技術のパトロン【忌部氏の祖】

#日本神話 #占いの神 #技術神 #忌部氏 #天岩戸 #産業 #天津神
天太玉命 / Ame-no-Futodama
天太玉命

天太玉命

Ame-no-Futodama
日本神話占いの神 / 技術神
神格★★★
大きさ実直な祭司・技術者 (人間大)
権能未来を見通す占いと祭祀
弱点表舞台にはあまり出ない
主な登場
女神転生

何かを決断する時、占いや吉兆に頼りたくなることはありませんか?日本神話における「占い」の元祖と言えるのが、**天太玉命(アメノフトダマ)**です。アメノコヤネとコンビで語られることが多い彼ですが、実は日本の「ものづくり」や「産業」を支える技術者集団のリーダーという、もう一つの重要な顔を持っています。神事(まつりごと)と政治(まつりごと)が一体だった古代において、彼が果たした役割とは?

祭祀の準備を取り仕切る

太占(ふとまに)の儀式

天岩戸の前で、アメノコヤネと共に雄鹿の肩甲骨を波波迦(ははか)の木で焼いて、そのひび割れの形で吉凶を占う「太占」を行いました。まじない的な言葉を担当したのがコヤネなら、具体的な儀式の**「実務・準備・遂行」**を指揮したのがフトダマです。彼は八尺瓊勾玉(やさかのまがたま)や八咫鏡(やたのかがみ)を榊(さかき)の枝にかけて掲げ持ち、アマテラスが出てくるお膳立てを完璧に整えたのです。

技術者集団「忌部氏」の祖

フトダマは、古代の祭祀で使用する道具(織物、木工、鏡、玉など)を制作・管理していた忌部氏(いんべうじ)の祖神です。中臣氏(アメノコヤネの子孫)が「祈り」担当なら、忌部氏は「道具・技術」担当。このため、フトダマは現在でも建設、建築、紡績などの産業の神様として信仰されています。ものづくりの魂は、この神様から始まっているのです。

安房神社と阿波忌部

千葉と徳島のつながり

フトダマの孫であるアメノトミは、肥沃な土地を求めて阿波国(徳島県)へ渡り、そこで麻や穀物を育てました。その後、さらに東へ進んで房総半島(千葉県)に到達し、祖神であるフトダマを祀ったのが**安房神社(あわじんじゃ)**です。「阿波(あわ)」と「安房(あわ)」の名前が同じ音なのは、この技術者集団の壮大な移動伝説に由来しています。

まとめ

派手な活躍は少ないものの、確かな技術と段取りで神事全体を支えた天太玉命。クリエイターやエンジニアにとって、彼は大先輩であり、心強い守り神と言えるでしょう。