輝くトラペゾヘドロン(The Shining Trapezohedron)は、クトゥルフ神話作品『闇をさまようもの』に登場する、黒い結晶体です。「偏多面体」という幾何学的にありえない不完全な形状をしており、窓から凝視することで異界の光景を見せますが、扱えば破滅を招く危険な代物です。
闇からの召喚
闇をさまようもの
この石の最大の恐怖は、完全な闇の中に置いた状態で凝視すると、外なる神の使いである「闇をさまようもの(ナイアルラトホテップの化身)」を呼び出してしまうことです。呼び出されたそろ怪物は、召喚者に憑依したり、狂気をもたらしたりします。
唯一の対処法
この怪物を退ける唯一の方法は、「光」を当てることです。光がある限り怪物は石の中に封じ込められていますが、停電などで光が消えれば、再び這い出してきます。
宇宙的な来歴
この石は地球産のものではなく、暗黒星ユゴスで作られ、古のものによって地球へ持ち込まれました。その後、アトランティスや古代エジプト(ファラオ・ネフレン=カ)の手を経て、19世紀のアメリカへと流れ着きました。
デモンベインでの活躍
『斬魔大聖デモンベイン』では、主役ロボットの動力源かつ、二つの世界を結ぶ鍵として非常に重要な役割を果たしました。また、必殺技「シャイニング・トラペゾヘドロン」としても有名です。
輝く星の智慧派
この石を崇拝の対象としたのが、プロビデンスのフェデラル・ヒルに拠点を置く「輝く星の智慧派」というカルト教団です。彼らは石を通じてナイアルラトホテップと交信し、生贄を捧げることで、禁断の知識や不老不死に近いご利益を得ていたとされます。
まとめ
輝くトラペゾヘドロンは、好奇心を持つ者を破滅させる「見つめる深淵」そのものです。その黒い輝きは、人が触れてはならない宇宙の闇が、すぐそばに口を開けていることを冷酷に告げています。闇の中でしか輝かないこの石は、光(理性)を失った時にのみ訪れる、狂気の世界への案内人なのです。