カーラダンダ(Kaladanda) は、死を司る神ヤマ(日本でいう閻魔大王)の象徴的な武器です。「カーラ」は「時間」または「死」、「ダンダ」は「杖」や「棍棒」を意味します。この杖はすべての生物に定められた寿命(時間)を管理するための道具であり、その時が来た者に対して振るわれると、対象は抗うことなく死を迎えます。まさに「死刑執行のハンマー」です。
絶対的な死
逃れられない一撃
神話において、カーラダンダは究極の破壊兵器として描写されます。一度放たれれば、たとえ神々であっても戦慄し、その一撃から逃れることはできません。ある物語では、水の王ヴァルナの「パシャ(投げ縄)」、富の神クベーラの「アンタラダナ(消滅の武器)」と並び、決して無駄撃ちにならない最強の武器の一つに数えられています。
聖仙の怒り
一説には、この武器は元々、激怒した聖仙たちのエネルギーから生まれた女神ブレーク・マタが姿を変えたものとも言われており、世界の罪を罰する灼熱の炎を宿しています。
まとめ
カーラダンダは、残酷な殺戮の道具ではなく、宇宙の法則である「終わり」を厳格に執行するためのシステムです。それは誰にでも平等に訪れる、「死」という現実の重みそのものなのです。