カルタゴのハンニバルが「アレクサンドロス大王に次ぐ名将」と評した男、ピュロス。彼は新興国ローマにとって最大の悪夢でしたが、勝利の代償はあまりに大きなものでした。
戦象の脅威
イタリア遠征
ギリシャ都市タレントゥムの救援要請を受け、20頭の戦象と精鋭部隊を率いてイタリアへ上陸。ローマ軍団(レギオン)と激突しました。
犠牲の多い勝利
ヘラクレアの戦いなどでローマ軍を撃破しましたが、自軍も壊滅的な損害を受けました。「あと一回ローマ軍に勝利したら、我々は全滅するだろう」という言葉は有名です。
あっけない最期
瓦での死
アルゴスの市街戦の最中、民家の屋根から老婆が投げた瓦が首に当たり、気絶したところを討ち取られるという悲運の最期を遂げました。
まとめ
ピュロスは戦場で無類の強さを誇りましたが、戦争全体の目的を見失い、無益な勝利を重ねた悲劇の英雄でした。