「年寄りだと思って侮るなよ!」その言葉通り、若者顔負けの武勇で戦場を駆けたスーパーおじいちゃん。関羽、張飛らと並ぶ「五虎大将軍」に数えられ、老いてもなお進化し続けた黄忠漢升の活躍を紹介します。
遅咲きの英雄
60歳からの再就職
黄忠が歴史の表舞台に登場するのは、なんと60歳を過ぎてからです。元々は長沙の太守に仕えていましたが、劉備軍との戦いを経てその実力を認められ、配下となりました。関羽との一騎打ちで互角に渡り合い、互いに武人としての敬意を抱く名シーンは『演義』のハイライトの一つです。
定軍山での大金星
夏侯淵を討つ
彼の最大の功績は、漢中攻略戦の天王山となった「定軍山の戦い」です。法正の策に従い、魏の名将・夏侯淵が高所から駆け下りてきたところを逆襲し、見事に討ち取ってみせました。この勝利により、劉備は漢中王への道を切り拓くことができたのです。
百発百中の神弓
弓聖のイメージ
正史では弓の名手という記述は特にありませんが、『演義』では百発百中の腕前を持つ弓聖として描かれます。関羽の兜の緒を正確に射抜いて警告するなど、その技量は神業の域に達しています。現代のゲーム作品でも、黄忠=弓というイメージは定着しています。
【考察】老当益壮(老いてますます盛ん)
生涯現役の精神
黄忠の生き様は、「年齢は単なる数字に過ぎない」ことを教えてくれます。若い頃に無名であっても、最期まで己を磨き続ければ、歴史に名を残すことができる。彼はすべての中高年に勇気を与える存在です。
まとめ
老骨に鞭打つのではなく、老いてなお血気盛ん。黄忠の引かれた弓弦の音は、今も衰えることを知りません。