Folivora Dex

ベレロポン:ペガサスを駆りキマイラを討った英雄...【元ネタ・解説】

#神話 #ギリシャ #ライダー #怪物退治 #没落
ベレロポン / Bellerophon
ベレロポン

ベレロポン

Bellerophon
ギリシャ神話History / Legend
英雄度★★★★
特徴天馬の乗り手
功績/能力騎乗スキル(ペガサス)・投擲
弱点慢心
主な登場
Fateシリーズギリシャ神話

「天馬の乗り手」として名高いギリシャ神話の英雄ベレロポン(ベレロポーン)。彼はコリントスの出身で、数々の不運と策略により、リュキア王から無理難題を押し付けられました。その最たるものが、火を吐く怪物キマイラの退治です。彼は女神アテナの助けを借りて伝説の天馬ペガサスを手懐け、大空を駆け巡って見事に怪物を討ち果たしました。

キマイラ退治

空からの攻撃

キマイラはライオンの頭、山羊の胴体、蛇の尾を持ち、火を吐く恐ろしい怪物でした。地上からの攻撃では勝ち目がないと悟ったベレロポンは、ペガサスに乗って空高く舞い上がりました。彼は上空から矢を浴びせ、最後は鉛の塊をつけた槍をキマイラの口に投げ込みました。鉛はキマイラの吐く火で溶け、怪物の喉を焼いて窒息死させました。

その他の冒険

その後も彼は、ソリュモイ人やアマゾネスといった強敵との戦いを命じられましたが、ペガサスの機動力を活かして全て勝利しました。リュキア王はついに彼を実力と認め、娘を与えて王国の共同統治者としました。

キマイラの起源

彼が倒したキマイラという怪物は、リュキア地方にある「一年中火が燃えている山(キメラ山)」の火山活動を怪物に見立てたものだという説があります。獅子、山羊、蛇の姿は、山の季節ごとの様子や生息する動物を表しているとも言われます。自然の猛威を「英雄による怪物退治」として神話化した典型例です。

神への挑戦と墜落

傲慢な最期

連戦連勝で自信過剰になったベレロポンは、「自分は神々に等しい」と思い込むようになってしまいました。彼はペガサスに乗り、神々の住むオリンポス山へ登ろうとしました。この傲慢さに激怒したゼウスは、一匹の虻(あぶ)を放ちました。虻に刺されて驚いたペガサスは暴れ出し、ベレロポンはあえなく地上へと振り落とされました。

孤独な晩年

一命は取り留めましたが、彼は足が不自由になり、神々の嫌われ者となってしまいました。誰とも口を利かず、荒野を一人で彷徨いながら、悲惨な死を迎えたと言われています。その名は「成功による慢心」への戒めとしても語られています。

まとめ

ペガサスという最強の相棒と共に空を制した英雄ベレロポン。その栄光と転落の物語は、ギリシャ悲劇の典型的なパターンであり、人間の限界を問いかけるものです。