最強の雷神トールの娘として生まれ、その怪力を受け継いだ女神がいます。その名はスルーズ(「強き者」の意)。時にはヴァルキリーの一員として戦場を駆け、時にはドワーフからの求婚を父によって阻止される、勇ましくも愛された娘のエピソードを紹介します。
ドワーフ・アルヴィースの求婚
父の親バカ炸裂
ドワーフの賢者アルヴィースがスルーズとの結婚を求めてやってきた時、トールは娘を嫁がせたくない一心で、一晩中アルヴィースに質問攻めを浴びせ続けました。賢い返答をしているうちに夜が明け、アルヴィースは朝日を浴びて石になってしまいました。スルーズが守られたのか、あるいは恋路を邪魔されたのかは謎です。
戦乙女としての顔
エインヘリャルの給仕
彼女は「グリム二ルの言葉」などでヴァルキリーの一人として名前が挙げられています。ヴァルハラ宮殿では、戦死した勇士たち(エインヘリャル)に酒を振る舞う役割も担っており、美しさと強さを兼ね備えた存在として戦士たちのアイドル的地位にありました。
まとめ
スルーズは、荒々しい北欧神話の世界において、父トールの血を引く次世代の力強さと、神々に愛される可憐さを併せ持った魅力的な女神です。