トゥパンダクティルス(Tupandactylus)は、以前はタペヤラの一種(タペヤラ・インペラトール)とされていた翼竜です。「トゥパン(現地の雷神)の指」を意味します。その特徴は、体とのバランスがおかしいほど巨大で派手な頭のトサカです。骨の支柱と皮膚の膜でできたこのトサカは、芸術品のような美しさを持っていたでしょう。
史上最大級のトサカ
トサカは頭骨の後ろまで大きく広がり、ソフトケラチンというタンパク質でできていました。鮮やかな色で彩られ、異性へのアピールや、もしかすると体温調節にも使われていたかもしれません。
果実食?
鋭い歯を持たず、くちばしは短めで頑丈でした。このため、魚ではなく、果実や種子を食べていたと考えられています。翼竜が肉食や魚食だけでなく、植物食にも適応していた良い例です。
森の中の飛行
巨大なトサカは飛行の邪魔になりそうですが、森林の中を器用に飛び回り、木々の間の果実を探していたようです。首の筋肉が発達しており、重い頭を支えていました。
まとめ
トゥパンダクティルスは、翼竜の進化の中でも最も華やかな存在の一つです。彼らは白亜紀の空飛ぶ宝石でした。